あたしは砂倉と翼に腕に泣き崩れた。

今まで耐えてきた物が全て流れた。

「鮎…よく耐えたね。言ってくれてありがとう。これからはあたし達が鮎を守る
から。翼も!」

「俺ももう鮎を離さない。もう鮎に傷つけさせないから。」
「砂倉、翼…ありがとう。」

大好きだよ…砂倉、翼。


[砂倉、翼…こんなに汚れたあたしを受けとめてくれてありがとう。あたしは救わ
れたんだ…。もうあたしは安心。だってずって砂倉と翼が付いていてくれるんだ
もん。不安なんかないよ?だから頑張るね。もう死にたいなんて思わない。…約
束…したんだよね、砂倉、翼。ねぇ…覚えてる?]