「俺は杏が居なきゃ暇〜」

「うわっ!?ちょっと!!」


抱きついてこないでよっ!!


「暇〜」

「勉強してて!!」

「ふざけんな…」


ごめんごめん…そんなに怒らなくてもいいじゃん。



「友達と遊べば??」

「奴らは彼女と過ごすと思う」


「じゃあ、馨君も…」

「今居ないから」




………そっか…



「仕方ないよ!!
今年は1人で過ごしな!

じゃあ、私はもう行くから!」


「もう!?まだ10時だぞ!?」

「久しぶりなんだもん〜じゃあね!」


「おいっ!!」



馨君を置いて、私は麻衣と待ち合わせしてる場所に向かった。