「杏って、いい匂いがするね?」


「可愛いなぁ…」


「キスしたくなる…」





次々と馨君が発する言葉に、私は狂い始めてた。


こんな気持ち、初めてで怖いのに


怖いって言えない。



なんで???



「服…脱がそうか??」


服???
それくらい自分で出来る…。


「それは自分で…」

「俺が脱がしてやるよ」



えっ…



馨君は、私が着てるカーディガンのボタンを、ゆっくりとはずしていく。




なんか………恥ずかしい…////



なんで年下の男子に、恥ずかしがってるの???



それより…

私、何しにきたんだっけ??





…………あっ!!!!!!




―バタンッ!!



「「…―っ!?」」



びっくりするぐらいの勢いで、ドアが開いた…