それから三人で他愛ない会話して、私がこの高校に来た理由で盛り上がった。


帰り道が同じ麻生君と二人だけになり


ちょっと



緊張


「さっきは悪かったな痛かっただろ」


『あ~もういいよ!忘れちゃった』


私こそごめんね!関わるとろくな事ないなんて思ってさ。


麻生君いい人だったし。


言わないけど


「お前は相変わらずだな!」


そう言って笑った麻生君はなんだか


ちょっと



格好よかった


ジャニーズ系ってやつ?

大きな目とちょっと茶髪


軽く髪をセットしてて


…でも相変わらずってまるで私の事前から知ってる見たいじゃない?


そんなこと考えたらなんだか可笑しくて笑ってしまった


「何笑ってんの?お前それはやべーぞ(笑)」

『えっ!だって麻生君が変な事言うから…キャッ!』



!!!


麻生君?


いきなり抱きつかれてしまった


訳のわかんない私は固まってる


すると麻生君がボソッっと


「俺の事も…忘れちゃった?」


『え?』


「わりぃ。今の無し!じゃ~俺こっちだからまた明日な!」


そう言って去ってしまった。



なんだったんだろ?



てか、


そんなことされたら



意識しちゃうでしょ~