なんとなく話がまとまったころ、

くるみ「藤井君もやめたいの?」

と言われ、[チャンスだ!]と思った。
嫌々でも付いてきてよかったと心のそこから思った。

そして、[はい!やめたいです]のはずが、


俺「今はまだ迷ってます」


と言ってしまった。やはりいつものがでてしまった。
でも、俺から言わせれば迷ってると言えただけでかなりの進歩だと思った。


くるみ「そうなんだ。じゃあよく考えて!返事待ってるわ。」


俺「わかりました。」


二人「失礼しました」


そして、濱野のと二人で帰った。
帰り道、濱野はひたすら俺に向かってやめる理由を語っていた。


俺はそれに相槌を入れながら、どうやってやめようかを考えていた。



そして、一週間してクラスでくるみ先生に呼ばれた。

くるみ「考えはまとまった?」

俺は、一週間考えたおれでも言える最善の言い訳を話した。


俺「俺は、高校でも部活はやりたいんです。けど、剣道だとやりたい時にやるっていうのが少し嫌なので部活を変えたいと思います。」


もちろん、部活をする気はなかった。しかし、やめるとはっきり言えない自分には精一杯の抵抗だった。

「そうなの。わかったわ!ちがう部活で頑張りなさいね!」

[よかった]内心溢れんばかりの笑顔の時、人生が変わる事件が起きた。