先輩の中には、俺の事見て残念そうにする素振りを見せる人もいた。


やはり、細い体の俺はラグビーに向いているわけがないのだ。


しかし、部員がそこまで多くないらしく、やはり弾数合わせで入ってほしいらしい。



先輩との話が終わると、森がラグビー部の一年を紹介した。

森「えっと、こっちから、原、小川、丸山、ボクサー、ちんげだから!」


俺「ちんげ?」


ちんげ「ちんげじゃねぇよ!幡野!」


森「わりぃ(笑)幡野らしいんだけど、髪型がくせっけでちんげみたいだから、俺はそうよんでるんだ!」


幡野「やめろよー」


幡野は、顔が老けていてとても高校一年には見えない。そして、体が大きいのが尚更老けて見える。でも人がよさそうで悪口などが言えないタイプのようだ。


だが、森の言うとうりくせっけがちんげに見える。



その時笑いたかったが、変な緊張感で笑えなかった。


そして、幡野のインパクトが強すぎて、他に紹介されたやつなど覚えているわけがない



森「じゃあ着替えろよ!俺も着替えるから」


俺「あぁ うん。わかった。

着替え終わり。ラグビー部の一年は準備をしていた。

その間俺には気まずい時間が流れていた。

何をしていいのかもわからずたっているだけ。

森「じゃあ、グランドに行こうか!」

そして俺はグランドへと降りていった…