部室につくと、部室の周りに一年と思われる集団がいた。


だっさい統一された学校ジャージ。
みるからに一年だろう。


森「うっす!」


森は、そばにいた一年に声をかけたようだ。
髪の毛を立てていて、ラグビーの一年の中では一人だけ茶髪だった。


男「うっす!誰そいつ?」


森「いやぁー今日から入る事になった藤井!ボクサー知らない?」


男「いや、始めて見た。よろしくな」


俺「あぁ まぁ よろしく。」


そこでも森の変な空気に圧倒されてしまった。

男は周りからボクサーと呼ばれてるみたいだ。体つきは森とほぼ変わらないぐらいだった。



他の一年ラグビー部員もちらほらデカイ、サイズのやつがいて、俺がいることがおかしいと思った。



森「ちわーす。今日新しい部員連れてきました!」


森は部室の中に入って行き大きな声で言った。

すると中から何人かの上級生が出てきた。


ラグビー部というだけあって上級生は筋肉がしっかりついている感じがした。


先輩「あぁ今日から!名前は?」


人のよさそうな感じのいい人に声をかけられた。


俺「藤井 あきらです。」


男「藤井君!そっかぁ!よろしくね!俺は三年の上田だから!」


俺「あぁ はぃ」


[よろしくね!と言われても…]
入る気のない俺には困る一方だった。