「部活変えるの?じゃあラグビーに来いよ!」



完全な不意討ちだった。


その一言を発したのは、他でもない、あの森だった!

俺「えぇ あぁ でも、今は考えてるから、参考にしとくよ」


普通ならこれで諦めるだろう。が森は違った。


森「いや、参考に一回来いよ!今日体操着あるべ!今から俺は部活だから一緒に行くぞ!」


俺「俺、細いし、ラグビーは無理だよ」


これは正直な意見だった。あまりの行動力にはっきり物事を言うことができた。

がしかし、


森「あぁー関係ないべ!とりあえず行くぞ!」


この一言により、反論する余地がなくなり。
ラグビー部の部室に連行された。


部室にいくまえに石井がいた。

石井「どうしたの?藤井こんなところで(笑)」

俺「いゃ…」

森「今日からラグビーに入ったから」

耳を疑った!

俺「ちょっと待ってよ」

森「まぁいいじゃん。ここまで来たら入るしかないって!とりあえず今日は約束したんだから行くぞ!」


また、流されるまま連行された。
俺は約束などしていないのに、ここまではっきり言われると実は約束したんじゃないかと思うくらいだ。


俺は森に出会った事によってとんでもない目に合うのだろぅ…