良かった……。


水上、ちゃんと笑ってくれる。


「でさ、水上って血液型何型?」

「え……」

「分かった!
じゃあ当ててやる!
AかBかOかABだろ!」

「え、うん……そうだね」


んー……。


「O型」


水上が目をパチクリさせる。


「すごい……正解」

「マジで!?
マジでO型!?」

「うん。
でもどうして分かったの?」

「分かったっていうか、願望?
俺B型だから!
B型とO型って相性いいんだぜ!
やったな!」


水上の白い頬が淡い赤色に染まる。