散々傷ついて…涙を流してきた由美…。


中学三年生の時も……由美は体と心を傷つけられたんだよね…。


暑い夏、元カレにレイプされた由美の体には小さな命を授かった。


若い由美はその命をおろすしかなかった。



『自業自得だよ…』



優しい由美は自分を責めた。

私が悪いんだと…。

辛い人生をおくる由美の横にいたからこそ、とにかく由美が心配で…。


もう由美は傷つく必要ないのに…。

神様が本当にいるのなら、私は神様を恨んじゃうかもしれない。

由美に楽な人生を与えてよ…。

楽しくて、笑顔に溢れた人生を由美に与えてください…。