高校に入ってからは毎日のように由美に電話とメールをした。

もろい心を持ってる割には一人で抱えこんで強がる由美…。


私の前では弱音吐いていいんだよ。

強がらなくてもいいんだよ。

私は由美のこと見捨てたりしないから…。


毎日電話で『大丈夫!』って言う由美の声は震えている。

その震えが心配になって、しつこく問いただした。


由美は…泣きながら高校生活を話してくれた。


一人金髪の由美は学校で浮いている。

みんなに白い目で見られ…辛いんだと…。


由美が金髪の理由はちゃんとある。

大人に傷つけられてきたから…由美はなにも悪くないのに、たまたま出会った先生や大人達はみんな由美を傷つけてきたから、由美は金髪にして不純な大人に反抗している。