「始めよっか」



人見知りしない私と藍は
先頭を切って仕事をし始めた。



「どうも〜♪」


元気よくあいさつした


「…どうも。」



男子メンバーは人見知りなのか
口数が少ない。



「名前は〜?」

藍が聞いた。


「俺?健吾」


大野 健吾 (オオノ ケンゴ)


すらっとしてて
見た目シャイな感じ。


「…涼介」


千葉 涼介 (チバ リョウスケ)


この教室にいる中で
背が一番高い。

とても優しそうな顔。

みんなからは
“リョウ”って呼ばれてるみたい


「俊樹です」


井上 俊樹 (イノウエ トシキ)


大きな体、
体育会系って感じで
一見、近寄りがたい…


「私、優」


「私は藍」


ひとりずつ名前を言い
最初よりは雰囲気が良くなった。


そして
藍は大きな白い紙に
レポートを写し始めた…


俊樹は
時々来る友達らしき人と
会話している。


藍が写している隣で
涼も写しはじめた。








教室の隅で一人、
紙で花を作っている
健を見つけた私は
花作りを手伝うことにした




「…何組なの?」


「俺?6組だよ。そっちは?」


「私は2組、遠いね。」


「見かけないもんな」



あなたとの出会いは
こんな出会いだった