それからの私と健は 何かある訳ではないけれど 毎日メールをしていた。 たわいもない会話で お互いを知っていった。 毎日メールしていることは 藍だけが知っていて 春と奈緒には なぜか言えずにいた。 二人には言わないまま 毎日のメールも いつの間にか日課になっていた。