そんなこんなで学校についたオレ達は、校門前で声をかけられた。

楓 「渚ー、おはよーッ」

恋 「渚、雫、おはよう」

今声をかけてきたのは幼なじみの一ノ瀬 楓(イチノセ カエデ)と甘草 恋 (アマクサ レン)

楓はとてつもなく子供っぽくて可愛い奴
別にそっちの気もないから。ちなみに男。
恋は背が高くて美人だ。性格も優しいから雫のお姉さんみたいな感じ。こっちが女。
渚 「よー」

相変わらず気のない挨拶

雫 「おはよーッ、楓、恋!」

それに比べてコイツは元気だよな。その元気、オレにもわけてほしいよ。

恋 「雫は今日も可愛いねー。よしよし」

雫 「そんなことないよー。えへへ」

じゃれあってる2人。それを見る男2人。楓と目があった。

楓 「渚は今日もカッコいいね!」

そう言って抱きついて来た。

渚 「やめんかっ!」

オレは楓に拳骨をお見舞いしてやった。
うぅ…と言って頭を抑えながら涙目でオレを見る。残念ながら男の涙は強いんだよ。オレはそんな楓を無視して雫に声をかけた

渚 「早く教室行くぞ。ここまで来て遅刻はシャレになんねぇから」

雫 「はぁい!楓、恋、また後でね!」

恋 「昼休みにねー」

雫は手を振りながら歩く。

オレと雫はなんの因果か一緒のクラス。
楓と恋とは違うクラスだが2人は一緒。
まぁ楽しいからいんだけどな。

雫 「じゃあ行こっか!」

渚 「おう」