渚 「そっか。じゃ着替えるから」

じーっと音がなりそうなくらいの目で
雫はオレを見ている。

渚 「着替えるから早く部屋でろよ」

雫 「なんでー?いつも見てるじゃん」

渚 「は?見てねーだろ!」

なにちょっと変態チックに言ってんだよ
そんなこと一回もないはず…だろ?
ってなに焦ってんだオレ!冷静に冷静に

雫 「見たもんねー!前ベッドで…」

渚 「だぁー!!それ以上言うなー!」

オレは雫の言葉を遮った
オレはなんてことをしてしまったんだ…
雫とベッドで?は?
ヤバい、汗が尋常じゃねぇほどヤバい
そんなことなかったはずだろおい

雫 「クスクス 何冷や汗かいてるの?前寝てる時に暑いって上着脱いだだけじゃないの」

ハンパなく顔が熱くなった
なに勘違いしてんだオレ!!
雫にカッコ悪い所見せちまったよ
けど、雫はまだ口に手をあてクスクス笑っていた

渚 「だ、だよな。暑かっただけだよな」

雫のああいう仕草は昔から可愛いよな
ドキっとする

渚 「いつまでも笑ってないで、さっさと学校行くぞ!」

雫 「はぁい」