オレには辛い…忘れられない過去がある。

最愛の人の死だ…。


二年前……




オレは、蒼井 凜 (アオイ リン)と付き合っていた。1つ歳上のお姉さんだ。

こいつは一言で言うと、可笑しなやつで、一緒に居て飽きなかったし、笑いが耐えなかった。

オレは凜のことを愛していて、凜もオレのことを愛していた。

とても幸せだった時間が、とてつもないスピードで壊れて言った。


オレと凜が街に出て、横断歩道で信号待ちをしているとき、俺たちに車が突っ込んできた。

飲酒運転だ…。

オレと凜は跳ねられた。

オレは、幸い体の何ヵ所を打ったのと、背中の大きな擦り傷だけだった。

凜は…

オレを守りながら死んでいった。

笑顔で…。

オレは冗談だと思い、笑いながら声をかけた。

渚 「おい凜、冗談だろ…起きろよ!凜!!起きろよ…起きてくれよぉ」

オレは泣いた。泣きまくった。
一生分の涙をだしたぐらいに。