雫 「無視するなんてヒドいよなぎさぁ…」

すっかり忘れてた
こいつオレの部屋にいたんだった。

それにしてもコイツ
今泣きそうなんだよなぁ。

オレは女の涙に弱い。雫だったら尚更だ。動揺するよな、普通。
だってコイツ可愛いんだもん。

渚 「ごめんな。頼むから泣くなよ」

雫 「ぎゅってして」

渚 「え?」

雫 「ぎゅってしてくれたら泣かないもん」

はぁー、仕方ねぇよな
オレは雫の頭を自分の胸にあてて
軽く抱きしめてやった… 恥ずかしい。

雫 「えへへ…、温かい」

んな可愛いこと言われたら
離したくなくなるだろ。

雫 「もっとぉ」

今度は強く抱きしめた

渚 「…もういいだろ」

こっちは恥ずかしいんだよ

雫 「ありがと…」

恥ずかしくて死ねるわ!
こんな毎日が続くとオレのメタル、いや
プラチナキングなみに硬い理性も
意味がなくなってくるよな

でもこれがオレの日常。
参っちまうだろ…