渚 「雫のほうが…か、可愛いじゃねぇか」

雫 「ほぇっ!?」

突然の攻撃に雫は顔を真っ赤にした。
オレは心の中で笑っていると、急に雫が抱きついてきた。

雫 「も、もぉー。へ、変なこと言わないでよ。恥ずかしいでしょ…」

オレはそんな雫が可愛いと思ってつい…

渚 「だってホントのことだもん」

と言って頭を撫でた。

雫 「可愛いだなんて…私以外の人に言っちゃやだよ……」

そっか…こいつはオレが好きなんだよな。

渚 「しねぇよそんなこと。お前にしか…」

後半は多分聞こえなかっただろう。
けどオレは本気で言ったつもりだ…。

最近、雫がとても可愛く見えるし、自分も色々と素直になったと思う。雫にこれを言ったら喜びすぎるから言ってやんね。

雫 「約束だよっ!」

と笑って、可愛く小指をだしている。

渚 「おう!約束な」

オレは照れながらも雫と指切りした。そして雫の頭を撫でて顔を隠した。

雫はオレの照れ隠しとわかっていたのか、何も言わずニコニコしていた。

今まで忘れられていた2人は…

恋 「絶対に2人とも、お互いのことが好きだわよね」

楓 「いいなぁ。僕もあんなことしたーい」

と楓が言うと、恋が楓に抱きつき、

恋 「お子様には早いわねー」

楓 「お子様じゃないもん!いつまでも子供扱いして…」

楓は怒っていたが半分は照れていた。楓は恋が好きだから…。

恋は照れてる楓が可愛かったのか、頬ずりをしてしまった。

恋 「可愛いやつだなぁ!」

楓 「うわぁー!!やめてよー!」