アネキは生死をさ迷い2週間後に意識が戻った

親父と母さんの死も

シュウジさんの死も

アネキの下半身が麻痺した事も

何も告げられる事なく1ヶ月が過ぎた…

精神的ショックが大きい為医師と相談して告げるはずだった

なのに12歳のオレは

「ねーちゃん僕のせいでごめんシュウジさん死んじゃった」

と泣いて言ってしまった

アネキはその日から
おかしくなってしまった

半年が過ぎ後はリハビリで通院だったが

心が退院出来なかった

そのまま精神病棟に移る事になった

オレは叔母の家に預けられた
アネキの入院費用やオレの学費など親父達の保険やら財産で不自由する事はなかった
中学を卒業して高校生になる時

「叔母さんありがとう、わたしもう大丈夫です。十と2人であの家で暮らします」

アネキが退院してオレを迎えにきた

オレはアネキが治ったんだと

心から喜んだ

これからどんな日が待ってるかも知らずに…