十が転入してきてすぐに夏休みになった
秋からは専門学校とはいえ一応受験もある
だけどバイトは続けた
十も続けている
あれから同じ時間にあがる時は家まで送ってくれる
特に進展もなく
十は学校と違って
あたしには優しかった
笑顔も見れる
ただ…この関係がなんなのか…
聞けば壊れる気がして
聞けないでいた
その横顔に触れたいのに
その髪に触れたいのに
その綺麗な指に触れたい
のに…遠くて
「ミキ今度映画でも行かね?」
「へ?」
「デートデート」
「うんいいよ」
あたしは十の事
何も知らないままだった
秋からは専門学校とはいえ一応受験もある
だけどバイトは続けた
十も続けている
あれから同じ時間にあがる時は家まで送ってくれる
特に進展もなく
十は学校と違って
あたしには優しかった
笑顔も見れる
ただ…この関係がなんなのか…
聞けば壊れる気がして
聞けないでいた
その横顔に触れたいのに
その髪に触れたいのに
その綺麗な指に触れたい
のに…遠くて
「ミキ今度映画でも行かね?」
「へ?」
「デートデート」
「うんいいよ」
あたしは十の事
何も知らないままだった