啓太の医大仲間青嶋慎吾君が、『可愛いね華ちゃんの妹?』



妹?



どうしよう?



夕顔が私を見た。



その時啓太が、『そう華の妹の夕顔可愛いだろう。』


夕顔は何かを察したようで、「華姉ちゃんの妹の夕顔だよ、よろしくね!」



ああ、嘘つかせちゃったよ。



私の子供だよっていいたいのに、何故かうまく言えない。


私は子供のいる人と再婚してなんて、



話すのも面倒で、19の私に6才の子供がいるという現実。



みんなはどう受け止めるのだろう。



『華あまり考えるな、夕顔の方が大人だぞ。後でアイス買ってるって言ったら、


大喜びしてた。まだ可愛いよな。』



うん。



ここは夕顔に甘えて置こう。



夕顔の耳元で、「夕顔ありがとうね。」



「ママ気にしなくていいから、夕顔大人の事情分かるから。」



夕顔が首を竦めて笑った。