18時過ぎても夕顔は部屋から出て来ない。



「夕顔ママ怒ってないから出て来て!一緒に夕食たべよう。」



何回も声をかけても返事がない。



私は考えた。



夕顔がどうしてあんな事をいったのか?



美憂が生まれて一番喜んだのは夕顔だ。



一年生になれる事もあんなに喜んでいた。



一輝の両親に買ってもらったピンクのランドセル。



あんなに喜んでいたのにどうして。



19時過ぎに一輝が帰って来た。



『華バカに家の中静だけど、何かあった? 』



「あったと言うか夕顔が部屋から出て来ない。」



「いつから? 」



「昼ご飯食べてからたけど。」



輝が、『何で電話くれないの?』



私は言葉につまってしまった。



「一輝にはすぐ電話しようと思ったよ。



たけど心配かけたくなかったから、



ごめんなさい。」



『華俺は怒ってないからね。ただ何でも相談して欲しいだけ。」



私は答れなかった。