次の日美憂は平熱に戻った。



湿疹もあまり出来ていない。



恐るべし美憂の回復力。



私は一輝に夕顔と美憂を頼んで、教習所のバスに乗った。



いつもの席に啓太がいる。


「啓太おはよう!」



『おはよ。』



啓太は誰かとメールしているようだ。



私が覗き込むと、バカ見るな!



そう言われるとよけいに気になるだよね。



『華彩夏だよ。』



嬉しそうに携帯を私に見せた。



『啓太おはよう。今日も華と一緒の教習所だね。



免許取ったら一番に車に乗せてね!



私啓太の彼女なんだよね。うふふ嬉しいな。



啓太大好き。】




朝からかなり熱い。



あの彩夏がこんなメールするなんて以外。



やるな啓太コノコノとつつくと、啓太が赤くなった。


本当に良かった。



啓太と彩夏が上手くいって!