時計盤を見ると24時を過ぎていた。



気がつくと夕顔は一輝の膝の中で眠っている。



そして美憂は私の腕の中で眠っていた。



『子供っていいな。』向坂さんがボソッと呟く。



「向坂さんも彩夏諦めて早くいい人探さないとね。」


『もうとっくに諦めました。彩夏には小沢しか見えてないからね。



華が独身なら俺絶対口説いてたな。』



一輝が向坂さんを睨み付けた。



『だから仮に華が独身ならの話しで、人の奥さん口説いたりしないって!』



向坂さんもうこれ以上何も言わないで!



みんなが帰った後の一輝のお仕置きが怖い。



だってさっきから一輝の怒りモード炸裂ですから。



啓太と彩夏はお互いが好きな事を確認し、



これから先ずっと一緒にいる事を約束した。



出来れば啓太が大学を卒業したら、



一緒に暮らしたいらしい。


彩夏良かったね。



今度彩夏が幸せになる番だよ。