『あのう、さっきから沢田先生の視線が痛いんですけど、



彩夏からいつも華の話しを聞いていたし、



本当なら自分が好きなヤツが、他の女好きでもいいなんて思わないだろう。



なのに彩夏はそれでいい、自分も華が大好きだからって笑うんだよね。



俺はあり得ねぇって思った。



たけど彩夏がコイツを連れて来て、



嬉しそうに又華の話しをする訳。



俺の中は疑問が湧き、そしてどうしても華という人間に会いたくなった。』




一輝が向坂さんを見た。



『彩夏から話しを聞いて華に会いたくなったのはわかったが、



会ってどうするつもりなのかな?』



そうだよ。



私は人妻で子持ちだよ。



『会ってそうだな、口説くとかじゃないよ。



たけど人目で華が気にいったのは確か。



仕事のパートナーとしてたけどね。』