でも向坂さんは中々帰ろうとしなかった。



「パパまだ眠くない。」



『夕顔駄目だから寝なさい。明日何処かへ連れてあげるから。』



「パパ本当夕顔いい子にして寝るね。」



美憂をお風呂に入れ、ミルクを上げるとすぐ寝てしまった。



二人を寝かせてリビングに戻って来ると、



一輝が彩夏と話している。


私が啓太を見ると、『華巻き込んで悪いな。』



意味分からないんですけど。



彩夏が話し出した。



「私啓太の気持ちが分からなくて、


華が好きな啓太が好きなんて試してみたの。


そんな私に啓太は戸惑って、暫く会わないでいた。


たけど、今日お互いの気持ちが通じ合ってうまくいったのね。


前から向坂さんに、付き合ってほしいって言われてたから、


啓太と一緒にに向坂さんに会いに行ったの。


そして私の気持ちを話して分かってもらえたんだけどね。


話しがなんかおかしな方向へ行って、


向坂さんが華に会いたいといいだしたんだよね。」



話しがよけいに分からない。