「一輝に話があるんだけどいいかな? 」



『姉さん子供出来た? 』


姉がため息をつく。



「違う頑張ってはいるけどうまくいかなくて、


もうこの話じゃなくてね。

華ちゃん相当疲れるみたいなの?


普通ならまだみんな遊んでる年なのにね。


華ちゃんは頑張り屋だから弱音はいたりしない。


それが私よけいに痛々しくてね。


このままほって置けないのよ。


一輝が出張でいない時、私が行ったら、


華ちゃん貧血起こして台所で倒れたの。


一輝には言わないでって言うから、


黙っていたけどね。


母さんも心配してる。」



ごめん華。



俺は何も知らなかったよ。


夕顔の部屋で寝てしまう華に拗ねたりして、



子供みたいな俺でごめん。


美憂の事華に任せっきりにして本当にごめんな。