『これってヤバい状況?』


うーん、一輝の言葉に返事が出来ない私。



「一輝ヤバい状況にしては、なんか可笑しくない?


啓太と彩夏仲良く隣同士で座ってるし、


向坂さんは美憂をあやしながら、夕顔と遊んでる。」


一輝と二人でリビングにいる三人を見る。



『三角関係の縺れにしては、穏やかな感じだしな。


でも何か話しがあって三人は来たんだろう?』



「多分ね。」



『じゃ美憂と夕顔を風呂に入れて寝かすしかないな。』



大人の話しに子供を巻き込めない。



「夕顔パパと美憂とお風呂入りなさい。」



夕顔が向坂さんから離れない。



「ママ健兄ちゃんが夕顔の髪カットしてくれるんだって、

日曜日にイマージュに行きたい。」



もう夕顔勝手に約束しないの!



『良かったら華も一緒に来て。


日曜日は彩夏もいるから、大丈夫心配しなくてもいいよ。』



考えて置きます、と返事をして嫌がる美憂と夕顔をバスルームに連れて行った。