『二人ともこんなとこで揉めるなよ。』



誰のせいでこうなったか分かってるの?



向坂さんがこんな人だなんて軽くショック。



私は啓太を車から引っ張り出した。



『彩夏俺知らないからな。沢田の顔みたくねぇ。』



「啓太酷いよ自分だけ、私たち二人は同罪だからね。」



私は晴れない気持ちのままインターホンを押した。



「いらっしゃい !」



笑顔で華が迎えてくれる。


「彩夏も啓太も何?浮かない顔して。


早く上がってよ。」



彩夏と啓太の後ろに知らないからな男人。



私の苦手なタイプ。



彼が彩夏の前に来た。



私は思わず、「あなた誰? 」



彼は苦笑いをする。



『俺は向坂健人25才、よろしくな華!』



何何コイツ初対面の私を呼び捨て!