《美憂を小沢になんか上げない。》



一輝本気にならないでよ。


啓太が笑い出す。



『沢田本気になるなよ。美憂は華の子だから特別可愛いだけ。』



『小沢その言い方かなり気になるんだけどな。』



『沢田気にしない、俺酔ってるかも。』



啓太大丈夫なの?



啓太の腕の中で眠ってしまった美憂を抱き、



ベットに寝かせた。



夕顔も一輝の膝の中で寝ている。



一輝が夕顔を寝室へ連れて行った。



啓太が、『華彩夏から連絡ある。』



「昨日電話で話した。日曜日に会う事にしてるよ。」


『ふーん、そうなんだ。彩夏俺の事何か言ってなかった?』



どう言えばいいのかな?



「昨日彩夏泣いてたんだよ。もう啓太とは駄目かも知れないって泣いてたんだ。」



啓太の顔色が変わる。



『なんでアイツ勝手に決めてるんだ。


俺別れるなんて言ってないのに。


彩夏俺の前で泣いた事もない。


いつも我慢してるんだ。』


彩夏なんでもっと啓太に甘えないの。



彩夏は啓太の彼女なんだから、もっと自信をもっていいいんだよ