「一輝大丈夫? 」



『大丈夫でないかも。俺華の心配してたのに、


夕顔から恋愛の話しを聞くなんて思ってなかった。


かなりショック。』



もう一輝ったら、夕顔のはまだ恋愛とかじゃないよ。

この年齢の頃は誰誰ちゃんがいいとか、可愛いとかままごとの延長みたいな感じ。


愛とか恋とかじゃないんだよ。


「一輝夕顔事なら大丈夫だよ。


でも一輝夕顔が大人になって、恋人連れて来たら、


きっと泣くよね。」



その時一輝の隣には私がいるよ。



『いいよ。その時俺の隣に華がいてくれれば寂しくはない。


ああ父親ってつまんないな。』



そんな事ないよ。



「一輝たとえ夕顔が大人になって、私たちから離れていっても、


私たちはずっと家族だからね。」



こんな騒ぎを起こした張本人は一輝だよ。



だけどなんかいいよね。



一輝の焼きもちからおかしな方向へ話しが、いっちゃったけど。



夕顔は何もなかったように、アイスクリームを食べていた。


「ママも食べる?」


「食べるよ!」


『パパのは? 』


「もうない!」



私と夕顔の声がハモった。