マンションに着くなり延々とお説教。



｢パパママ反省してるから許してあげて。｣



何故か美憂が反省のポーズを取ってる。



｢一輝お説教は後でいくらでも聞くから、


夕食の支度させて。｣



仕方ないと頷く一輝。



夕顔と美憂が私にピースサインをする。



私は口パクで、あ、り、が、と、う。



絶対一輝お説教忘れると思ったのに、



夕顔と美憂が寝ると、一輝が私を寝室に連れて行く。


ベットの上で延々と叱られた。



『華は分かっていない。華は俺の奥さんなんだから、

簡単に他の男と仲良くしては駄目。


何回言ったら分かるの！』


だからそれは誤解なの。



瑛太先生とは今日始めて話しただけだし。



数学の問題集違ってるとこ教えてくれただけなのに。


でも一輝に言わせると、それもいけないって言われた。



華はそのつもりなくても、向こうは違うと思う。



一輝に言われ反省した私。


この私のいい加減な態度がいけないんだね。



私はその日嫌いな数学を克服する為、



一輝と一緒に勉強を頑張った。