あの後大気が雪ちゃんをそっと抱き締め、



雪幸せにするからって、雪ちゃんにキスしたんだよね。



そんな二人を私は口を開けたまま見ていた。



『華、羨ましいのか?キスなら俺がしてやるよ。』



一輝のバカたれ!



「雪ちゃん良かったね。」



雪ちゃんが顔を赤くして、「恥ずかしいよ。私ずっとずっと大気好きだったから、



嬉しくて、大気の家族本当に暖かくて、私幸せだよ。


華ちゃんこれからも友達でいてね。」



私は頷いた。



「雪ちゃんそんなの当たり前、ずっとずっと友達でいようね。



今日鈴子さんのとこ来て良かったよ。



こんな素敵な場面に立ち会えて本当に良かった。」



その時私の中でひらめいた。



うふふ顔がにやける。マンションに帰って一輝に相談してみよう。