何で雪ちゃんはそんなに落ち着いているの?



雪ちゃんは湊君のパパを待っているんだよね違うの?


お父ちゃんが話しだした。


金山真一君はもう音楽活動はしていない。



それと彼は東京で知り合った年上の女性と結婚している。



そして今その彼女が妊娠している。



彼は雪ちゃんの事を、』



まだ話しが終らないうちに、大気君が叫んだ。



「親父もういい止めてくれ。雪があまりに可哀想で見てらんねぇ!」



雪ちゃんは俯いたままだ。


「何でどうしてそんな事が出来るの!酷いよ酷過ぎる!」



一輝が私の腕を掴む。



『華座って。』



雪ちゃんがいきなり立った。



「ごめんなさい。私知っていたの。真一から手紙が来たもう俺を待つのは止めてくれって!



俺たちは一緒にに馴れないって言われた。



雪も幸せになれって俺も幸せになるから。」




雪ちゃんが泣き出した。