雪ちゃんのお母さんはもう亡くなっていない。



雪ちゃんは誰も頼る人がいない。



もし大気君が雪ちゃんのそばにいたら、



ふとそんな事を考えてしまう自分がいた。



みんなで楽しくバーベキューをしながら、



私はとんでもない事を考えていた。



雪ちゃんこのまま待ってるだけで本当にいいの?



湊君のパパは湊君の存在を知らない。



雪ちゃん知らせるべきだよ。



知らせて雪ちゃんと湊君と三人で暮らした方がいい。


でもそれを湊君のパパが望まないなら、



もう待たない方がいいよ。


こんな事言ったら一輝に怒られかも。



華お節介は止めなさいってきっと叱られる。



でも私このまま見ていられないよ。



雪ちゃんのこの笑顔がいつまでも続いてほしいから、


大気君の思いを受け取りる為にも、



絶対今のままじゃ駄目だよ。