次の日家族四人で向坂さんのお店に行った。



ビックリするほど大きなお店で驚いた。



来年開店するお店はもう少し小さくなるらしい。



その店を彩夏に任せるようだ。



向坂さんは彩夏のセンスの良さを買っている。



このお店に何か不釣り合いな私たち。



私たちは奥の部屋に通された。



後から彩夏も来た。



何か話づらい。



「向坂さんこの前のお話しすみませんが、お断りさせていただきます。



とっても魅力的な話たけど、



私子供の時からの夢が諦め切れなくて、



私来年から短大に通って保母さんになろうと思ってます。



彩夏と働けるのは魅力的だけど、



やっぱ自分の夢を叶えたくなりました。



向坂さん本当ごめんなさい。」




私は深く頭を下げた。