教習所は人だらけで私はどうしていいのか分からず、


結局啓太の後をついて行く事になる。



慎吾君が何故か私の隣にいて、色々聞いてくる。



啓太との関係とか、彼氏がいるかとか、



マジうるさいんですけど。


私が啓太を睨むと、『慎吾こいつは止めとけ、うるさい兄貴がついてて、


付き合えねぇからな!


ホント怖くてマジビビるぜ。』



啓太一輝の事いつの間にか、怖い兄貴にしているし、


まぁいいか、下手に気を持たしても悪いからね。



私は啓太の耳元で、ありがとうと呟く。



啓太がおおって返事をした。



私は自分が結婚して子供がいる事を言っても良かったのだが、



なんか色々聞かれたり、言うのが面倒だった。



啓太が無理に言わなくともいいじゃんって、



笑って言ってくれたのが嬉しかった。