土曜日の午後母と勇人さんに夕顔と美憂を頼み、



一輝と二人で由美さんの家を訪ねた。



由美さんの家は由美さんの設計で建てられた、



本当に素敵なお家だった。


私がキョロキョロ家の中を見ていると、



「華ちゃんたちが家を建てる時私にやらせてね。



二人ともこっちに座って。」



ソファーにちょこんと座った可愛い女の子がいた。



「こんにちは。」



声をかけるとその子もニコって笑う。



「私の愛娘の美月。私頑張って子育てと仕事両立してるの。



昔じゃ考えられなかったのにね。」



由美さんは笑いながら一輝を見た。



一輝は何故か苦笑いをする。



「一輝何その顔、私一輝には悪い事したと思ってる。


でも一輝華ちゃんと出会って変わったもの。



華ちゃんに甘える一輝見て最初驚いたんだよ。



たけど私が一輝を分かっていなかったんだよね。



華ちゃんといる一輝幸せそう。



ごめん気にしないで、私も今の彼と凄く幸せだから。」