『華何をしようとしてる?』



私は涙を必死に我慢した。


「一輝私こうなる気がした。佐野先生必ず一輝に連絡してくると思った。



でも二人で会わないで、佐野先生はそれが狙いだから。



私たちを揉めさせたいんだよ。



私が佐野先生に会って話すから。」



一輝が首を立てに振らない。



『華を危ない目に合わす訳にいかないよ。



佐野が何するか分からないのに華と二人にするなんて絶対無理。』




私は深呼吸をして一輝を見た。



「一輝私の話しを聞いて、私由美さんに会おうと思ってる。」



『何で由美に会いたいの?』



一輝に私の気持ちがどうか伝わりますように。



「本当は由美さんに会いたくないの。たけど由美さんは佐野先生と仲がいいでしょ。



だから由美さんに間に入って貰って、



佐野先生と話したいと思ったの。



私だって佐野先生と二人切りは怖いもの。



由美さん私に会ってくれるかな?



由美さん私たちの事理解してくれたでしょ。



だからきっと私たちの思いを佐野先生に伝えてくれるかな?って思ったの。」