鈴子さんはさっきからケラケラ笑っている。



｢鈴子さん何が可笑しいの？｣



『だって華ちゃん子供の言う事本気にして、



二人を見てよ、ほら華ちゃんもあのくらいの時あったでしょ？



仲のいい男の子と結婚の約束とかした事。



だからそんなに心配しなくていいんだよ。』



さすが鈴子さん肝っ玉母ちゃんだ。



私はまだまだしんまい母ちゃんだもんね。



『華ちゃん美憂ちゃんが眠ってるうちに、問題の話しをしちゃおうよ。』




そうだ、今日鈴子さんに佐野先生の話しを聞いてもらいたかったんだ。



私は今までの経緯を鈴子さんに話した。



鈴子さんは暫く考えて、『ふーんかなり相手は本気かも。



このままにして置かない方がいいな。



誰か間に入って貰って話すといいと思う。



誰かいい人いないの？』




ふーんいる事にはいる。



佐野先生の親友で一輝の元妻。



麻生由美さん。