「鈴子さん父ちゃんと大気君はどこに行ったの?」



鈴子さんが微笑んで、『大気高校卒業したら、父ちゃんの後ついで大工になるんだ。



それで今日は工務店回りするんだよ。』



凄いあの若さでもう将来を決めているんだ。



『大気は父ちゃん子だし、小さい時からアイツの夢は、大工になる事だったんだ。



父ちゃんはかなり嬉しいんだよね。』


いいなぁこう言う感じ。



「鈴子さん偉いね、大気君立派に育てたんだから。



父ちゃんの仕事ついで大工になるなんて、



カッコいいよ。」



そばにいた勇気君も、『俺も大工になるんだ。



夕顔大工どう思う?』



勇気くん夕顔に何聞いているの?



「勇気私大工さんでもいい。大工さんのお嫁さんでも構わないよ。」



はぁ、夕顔何言ってるの!


私が二人を止めようとしたら、



「華ちゃんムキなる事ないわよ。」



え、どうゆう事。勇気は夕顔が好きなの?


「華ちゃん小さい子供の言う事だから本気しないの。」



今の状況って何?



私には何も見えないんだけど。