「そんなことないって!来年またコース変えもあるし、きっと頑張れば華絵も来れるよ♪」


「かなあ?頑張るよっ」


特進かあ...。あたしは、ここで、何をするんだろう?勉強だけもいやだしなあ。


「あ、牧村と浅木だっ!」


樹の言う方を見ると、背の高い男子が2人いた。


「よっ!」


片方の子は、体に筋肉が程よくついていて、ニコニコしながら樹に話し掛けた。