「…。」 浅木くんは何も言わずにボーっと突っ立っていた。 「あ、あたし今日塾だっ!ごめん、帰る;バイバーイまた明日?♪」 樹は手をひらひら振りながら帰っていった。 牧村くんも浅木くんも、スクールバスのりばへ消えて行った。 あたしは同じ中学の子誰もいないからなあ... みんな一緒にこの高校を受けた子は、公立校へ合格して行ってしまった。