「うん、あのね、その〜……」
モジモジする私に、しぃちゃんはニカッと笑ってみせる。
「あの……陸上部の先輩に、こっ、こっ、恋っ、したみたいっ」
しぃちゃんはきちんと聞いてくれる。自分から言わせるまで、たとえわかっていても、しぃちゃんからはズバリ言わないのだ。
「ふふ〜ん。どんな先輩なの〜?」
しぃちゃんはコーラが好きだ。自分の血はコーラで出来ているとまで言う。コーラを一口飲むと、次々と尋問を始めた。
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