「陸上部のエース?身長は?顔は?性格は?てかアンタ、話した事あって好きだって言ってんの? 一方通行か?まぁいいや。それで?いつから好きなの?」


しぃちゃんは答える暇もないほど私に質問攻めをした。


これが夜遅くまで続いて、いつの間にか私のベッドでしぃちゃんも一緒に寝てしまい朝が来る、というパターンが多かった。

陸上部のエースだった先輩は身長178センチのイケメンで爽やか系。
話した事もなく、ただ見つめるだけの初恋は、先輩に美人な彼女がしばらくしてから出来た事で呆気なく終了した。