学校の門は、閉まっていて、

遅刻したみたいだ。


はぁ…。 遅刻すると、面倒な事になる。



「あら? 天道寺くん?」


いきなり声を掛けられたので、ビックリした。


「新しく、入学してくる子ってあなただったの。」



その人は、女の人で、みた感じ優しそうな人だ。


校長かな? いや、教頭?



「私は、ここの理事長をしている、秋山と申します。よろしくね?」



理事長かぁ。


「今は、体育館で始業式をやっているわ。急いで行きなさい。」



そう言って、門を開けてくれた。