そして次の日も、その次の日も...。

ヘリコプタ-みたいな音は消えなかった。

学校で私達は話し合った。

「ね-昨日も一昨日もTELから変な音

聞こえない?綾歌はどう??」

「だよね!!電波がここまで悪いって事は

いくらなんでもないよね!?」

「うん!!」

私は、うすうす誰かが聞いているの

ではないかと言う恐怖感があった。

けれど確実なわけではないので綾歌には

いわなかった...。

でも、このときに言っていればこのような

事態を招くことはなかったかもしれない。

電話が壊れている事をお母さんに言った

するとお母さんは気のせいじゃないの??

と言ってきた。

だから私も気のせいだと思っていた。

なのに綾歌に来た1本のTELで気のせい

ではなかったんだと確信に変わっていく。