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「つーか暑過ぎなぁー」


『仕方ねぇーじゃん、外の仕事なんだからさ~』



俺、河瀬 大暉(カワセ ダイキ)。



高校行ってねーけど、16歳。



母子家庭だから、バイトしてんの。工事現場で。



俗にゆう、鳶な。



まだ5歳の妹がいるから、母さん大変だしな。




『おーい、河瀬!こっちも頼むよー』



「はい!今行きます!」



そう返事した俺は、タオルを首にかけ、立ち上がった。



『俺も手伝うわ。』



そう言ってきたのは、ダチの瞬介。



瞬介も俺と似たような感じらしい。



「おッサンキュー!」



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『お疲れッ!2人共、休憩していいぞ!』