少し恨めしい視線を柚菜に送る。



「何?私の顔になんかついてる~??」


視線の先の当人は私の恨めしい視線に気付かず、しきりに顔を触っている。



このやろう…。



「ねぇっ!付いてる??」


あれだけ顔中触りまくってなかったんだからあるわけないだろ…。



「はいはい、可愛いお目めとお鼻とお口が付いてますよ~」


私はあきれ気味に言った。