私は小さな子供のようにしゃくりあげながら声をあげて泣いた。 恥ずかしいとかなんてかまわなかった。 ただ… 悲しいだけ。 「うっっ、だ、大好きだっ…たよぉ」 大好き…。 私の小さな声は、ぽつりと部屋に吸い込まれていった。 そしていつしか泣きじゃくる声は穏やかな寝息にかわっていった。